年下君の甘い誘惑




「あの………。」



恐る恐る人らしき生物に声をかける。



「なに?」


低い声とともに振り向いた人を見てビックリした




「あっ!朝の……!」




だって、助けてくれた高校生だったから



彼も私に気付いたらしく立ち上がり、こちらに近づいてきた




「ああ、未来先輩。やっぱり逢えましたね。」



そこにはさっきの低い声が想像できない、ニッコリ笑顔の彼。



………やっぱり逢えましたね?その言い方じゃまるで会うことを知ってたみたいじゃない?



てゆうか



「……ここの生徒だったの?」






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