年下君の甘い誘惑






「だけど、全く信用なくしたわけじゃないし?出来るだけ信じるから。」



「……ん、ありがとう。」




あたしが微笑むと龍はあたしの頭をクシャクシャと撫でた




「だから、本当はムカつくけど坂石ってやつのことも聞かねぇ。お前がなんもないって言うなら何もないって信じる。」



「………龍。」





すると龍の指があたしの唇に触れる





「……………?」



「本当は、さっきキスさけられたの結構傷ついた。」



「ごめん……。」




あたしが謝ると龍はニヤリと笑みを浮かべる




「キスしていい?まぁ嫌なら我慢するけど。」




"嫌なら我慢する"って絶対嫌味だな




「いいよ、何回でも。」





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