生きた証 SILENT VOICE
『どうして普通に卒業出来なかったの?暴力とか?』
『・・・』
俺は何も言わない
知られたくなんかない
よくも知らない奴に干渉されたくなんかない
『シカトなのね。本当に陰な人』
彼女はフフッと微かに笑った
その笑顔と笑い声が
異様な不気味さを醸し出している
『あなたは知らないでしょうね。私も19よ』
『何だって・・・』
ハッとした
このクラスに同い年がいたなんて思いもしなかったから
『鬱病って知ってるよね。それで学校行ってなかったの』
延髄に電気が走った
同じ境遇の人間
恐れていた
マイナスとマイナスが出会う事を
頭の中は真っ白になってしまった
フフッとまた彼女が笑う
髪を耳に掛ける仕草がとても印象的だった
『・・・』
俺は何も言わない
知られたくなんかない
よくも知らない奴に干渉されたくなんかない
『シカトなのね。本当に陰な人』
彼女はフフッと微かに笑った
その笑顔と笑い声が
異様な不気味さを醸し出している
『あなたは知らないでしょうね。私も19よ』
『何だって・・・』
ハッとした
このクラスに同い年がいたなんて思いもしなかったから
『鬱病って知ってるよね。それで学校行ってなかったの』
延髄に電気が走った
同じ境遇の人間
恐れていた
マイナスとマイナスが出会う事を
頭の中は真っ白になってしまった
フフッとまた彼女が笑う
髪を耳に掛ける仕草がとても印象的だった