狐に嫁入り!?
*:あとがき
*あとがき*
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたか?
「狐に嫁入り」は、自分の中でも思い入れの強い作品となりました。
私がこの話を書き始めたきっかけは『自分の存在意義』について考えたことです。
そんな風にいうとすごく重たくなりますが、自分の存在がわからなくなる時って誰でもあると思います。
自分がいなくなることで誰かが幸せになるのなら……。
なんて、ちょっと特殊な状況ですが、そう思うことだってあるかと思います。
でも考えているうちに、やっぱりそれは違うんじゃないか、と。
もし誰かがいなくなったら、周りにいた人々はきっと悲しむ。
例えどんな人だったとしても、きっと涙を流す人がいる。
誰かが幸せになったとしても、誰かが悲しむなんて……それじゃ誰かを幸せにした意味がない。
だから『自己犠牲での幸せはあり得ない』ということを、作品のテーマとして書いてきました。
綺麗事かもしれませんが、何か伝わるものがあると嬉しいです。