狐に嫁入り!?
私が瞬時に反論したのが気に食わなかったのか、ウタクは眉をピクリと動かすと、また目を細めた。
「ほぉ……そういう態度をとるのか」
「お金ないから無理なの!私だって食べたことないんだから!
……って、私、こんな話しに神社へ来たんじゃないんだってば!」
すっかりウタクのペースに流されてたけど、私はウタクに聞きたいことがあったからここへ来たんだ。
深呼吸をして自分のペースを取り戻す。
そして真っ直ぐウタクを見つめた。