命の花
 正直なところ誓いはまだ立ててない。

 まだ修行もままならない風精が胸を張る。

「案ずるな。二度目はない」

「疑いはしませんが、その自信はどこから?」

 彼はこともなげに、

「さっきのでわかった」
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