君の隣。
叶汰side
「あと確認だけ…」
かなりスピードを上げて、
今50分たった。
我ながら
かなり頑張ったと思う。
そして
ふと小原の方を見てみる。
「…寝てる。」
シャーペンを持ったまま
頭をガクガクと
揺らしている。
プリントは…
嘘だろ…?
プリントには
4問ほど問題が解かれている。
しかも、
1問だけあってる。
まぁ、
『Yes!』って
書いてあるだけだから
きっと適当に書いたんだろう。
「あとで褒めてやるか。
…一番最後にな。」
俺は
小原の頭を
少しだけ撫でて
書類の確認に入った。