君の隣。

「ごめんね。」



「何が…?」



「私、馬鹿で。」



「何を今さら。
良いじゃん別に馬鹿でも。」



「本当?」



「あぁ。
人生なんて自分が
どれだけ楽しめるかだろ?」



「そうだね。
笑顔で過ごしたほうが
楽しいもんね。」



私は今までに
どれだけの人を
笑顔にしてあげられたのかな。



長谷川くんも
もっと人生を
楽しんでくれたらいいな。



長谷川君を笑顔にするために
私は生まれてきたのかもって、
長谷川君を笑顔にするために
馬鹿になったんじゃないかって
最近少し思うんだ。



だって、
みんなだったら
長谷川君を笑わせられないから。


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