君の隣。

「ま、いっか。
たったの3日だしな。」


いいか。
我慢しよう。
勝ってもらうためだし。


「Thank you.(ありがとう)」


「え?何?
発音良すぎて聞き取れない。」


「普通悪かったから
聞き取れないだろ…。」


「で、何て言ったの?
日本語で言って。」


「だから……ありがと。」



ドキッ!!



長谷川君の
小さな"ありがと"に
心臓が飛び跳ねた。



何なに?
どうしちゃったの…私。


ただありがとうって
言われただけなのに。



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