君の隣。

「よっしゃー!!
テニスすんぞー!!」


「えー、
玉拾いじゃないの?」


「相手いないとつまんないし。」


「テニスとか嫌だー…。」


「うるせっ!!
たまには動けー!!」



頭をパシッとたたかれる。
でも今のは優しいたたき方だった…。


「よし、早速練習行くぞ!!」


「…うん。」


「どうした?元気ないじゃん。
そんなに嫌だったのか?」


「だって、
運動オンチなんだもん…。」


「大丈夫。期待なんてしてないから。」


「んなっ!!」


普段はすっごく意地悪なんだけど
でも、そんな長谷川君は嫌いじゃないし、
もちろん嫌いでもない。


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