君の隣。

で、
今日の練習メニューは
①長谷川君の家でちょっと勉強
②テニスコートで練習

たったこれだけ。


私が宿題をやってる間
長谷川君は仕事を終わらせる。


仕事中の長谷川君は
本当に集中していて
絶対に話しかけんなオーラを
撒き散らしてる。


だから、
絶対話しかけられない。



でも、
真剣なその瞳を見るたび、
心臓が大きく鳴り出すんだ。


この気持ちは
何なのかな…



「どうした?ボーっとして。」


「え…あぁごめん!!考え事。」


「フーん。そっか。
じゃ、行こっか。」


「うん。」


結局、勉強は何一つ手につかづ
テニスコートに向かうことになった。

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