君の隣。


「俺を敵だと思え。」


「わかりました。」



戦いはすぐに始まった。


あんなに上手い
長谷川君といい戦いになってる。

すごいな
このゴリマッチョ。


ずっと戦っているうちに
長谷川君の体力に限界が近づいてきた。


「はぁ…はぁ...。」


「おい、叶汰!」


「っはい!!」


「こんなんじゃ守れねぇぞ。」


「…。」


「お前に勝てるのか?」


「勝ちます。」


「守れるのか?」


「守って見せます。必ず。」


長谷川君は、私を見つめた。
真剣な瞳で。


ドキドキする。
この気持ちは、
好きって気持ちなのかな。


うん。


私、長谷川君のこと...好き。

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