君の隣。

でも、
こうやって
教えてもらってる間にも
問題はたくさん出てきてて、
最後の方は
かなりの難問が…


(こんなん、
わかるわけないし。)


長谷川君は、
数学じゃないことしてるし…


問題放棄…?
諦めたのかな…。



「おい!!
長谷川ー。
やってみろ。」


「…。」


先生に当てられた長谷川君は
ダルそうに席を立ち、
前に出た。


返事もせず。
先生の目も見ず。


そして、
チョークを持つと
すごいスピードで
問題を解き始めた。



(これ、
答えあってるの?)


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