君の隣。


「叶汰、
顔赤い?」


「気のせいだ。」


「気のせいじゃないもん。」


私は叶汰の手を
無理矢理はがす。


「ほらー。」


「お前な…
あんな軽々しく
名前呼ばれたら、
びっくりすんだろ…。」



「照れてるー!」


「うっせー!」



「叶汰ーっ♪」


「もー呼ぶな…。」



< 64 / 102 >

この作品をシェア

pagetop