君の隣。

「お前の
今までのテストの
最低合計点数は?」



私は、
手をパーにして
長谷川君につき出す。



長谷川君は
キョトンとしている。



「…なに?その手。」


「5だよ5!」


「ご…
5点…か?」



「そだよー。」


「まじ?
合計だぞ?!」


「うん。そう。
5点だよー。」


「お前…
生きていけんのか?
ヤバイだろ…。」


「うーん、
たぶん大丈夫なんじゃない?
今も生きてるし。」



長谷川君は
すごくびっくりしてるみたいだった。


5点なんて
誰だってとれるのに。
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