君の隣。
いつも
私を守ってくれる手。
いつも優しく
包み込んでくれる
あたたかい手。
いつも、
頭を軽く撫でてくれる手。
この手に
いつも支えられてきた。
魔法をかけるように
いつも私を
やる気にさせた。
叶汰はすごい人だ。
頭がいいっていうのもあるけど
こんなに私を夢中にさせてる。
自分で言うのも
おかしな話だけど
私は本当に
冷めた人間だったと思う。
そんな私を
温めてくれたのは
叶汰に間違いない。
「私って
ラッキーな子なんだな。」
だいたい、
私みたいなアホが
学年成績トップの人と
会話ができていること自体
奇跡に近い。
奇跡って、
神秘的って意味なんだって。
自然ではありえない
いわばミラクル。
すごいよね。
確かにミラクル。