君の隣。
そして、私たち2人は
テストまで毎日放課後
遅くまで勉強をおこなった。
~テスト当日~
「頑張れよ。
お前なら大丈夫。」
「うん。」
この言葉は間違っていなかった。
~テスト終了から2日後~
私は、なぜか先生に
職員室に呼び出された。
「おい。小原。
…お前どうかしたのか?」
「なんのことですか?」
「テストだよ。テスト!
採点しても赤点が一個も無いんだよ。」
「先生。
今日は4月1日じゃないですよ?」
「いや、そうじゃなくて本当に。」
「…嘘だぁ。脅さないでください。」
「いやいや、本当に。」
先生に全教科の解答用紙を
特別に返してもらった。
「!!!」
「お前、切羽詰って
カンニング…。」
「してません!!」
「じゃあ、何でだ?
…もしかして…長谷川か?!」
「え、」
「あいつが隣の席だから…?!」
「それは…」
「長谷川呼んで来い!」
「へっ?!」
「いいから!早く!
至急呼んで来い!」
「…はい。」
で、叶汰を呼んでくると
私は職員室をさっさと追い出された。