歌姫(仮)







~♪~♪~♪





「ふあい」







不快な携帯の音楽で目を覚ました。
まだ寝ぼけている私は相手も確認しないで
電話に出てしまった…。











『フッ朝からのんきな女だな』













はっ!
その声は…







私の頭は一気に覚醒した。










「榎本郁斗」









『正解、そんなに俺からの電話待ってたの?』








「んなわけないでしょ!ってか何で番号知ってんのよ」









『別にいいだろ?とりあえずこれ俺の番号だから登録しとけよ』














ブチッ








そう言って電話は切れた。























< 58 / 60 >

この作品をシェア

pagetop