悪い女-side廉-

「ちょ、何考えてんの」


必死に抵抗する茜ちゃんを無理矢理引きずって、学校から反対方向へ歩く。
離すつもりのない腕にその内茜ちゃんも諦めて黙った。


駄目だ、俺。ださ。



やっぱり、カラダを許したことにもムカついてんのかな?


んー、歩いてれば冷静になるかな、と思ったりしたけど全然無理。



ムカつく。



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