悪い女-side廉-
「廉は、勝…手過ぎる」
茜ちゃんが睨む。え?今頃気付いた?
「うん、正解」
「…あたしは廉のモノじゃない」
「だから?」
「っ、言う通りになんて、し、ない」
ギシギシとパイプが軋む。いきなり、挿れたからか声が乱れた。
俺をその華奢な身体で受け入れながら、やっぱり甘い声なんて落とさないで、必死に自分を保つ茜ちゃん。
可愛い、けど、可愛くない。
「…んっ」
「本当メチャクチャしたくなる」
更に突き上げれば、吸い付くようにビクビクと身体が跳ねた。