あなたが私の運命の人っ?!
そんなこんなをしているうちに、時間になってしまっていた。
私は急いでパン1枚を食べ、歯を磨き、顔を洗ってから勢いよく玄関に向かった。
「い、いってくるねっ!!!」
「いってらっしゃーぃ♪」
見送られた私は、ひたすら走った。うぅ...今日こそゆっくり学校に行こうと思ったのにぃ...。パパとママのせいだぁっ!!
そんなことを考えながら走っていると....見覚えのある背中が...。
私は、足をとめた。あ~ぁ、学校拒否ってた理由来たぁーっ...!!!
私は、知らないふりして校門に入ろうとした。すると...
「おぃ。琴芭。」
うゎゎゎーーーーっ!!!予想的中。そいつは、私の腕を掴んで、私を見下ろしていた。
周りからは『きゃっ///見て!!あの2ショット!!』なーんて、コソコソ言ってる。
「え、ぁ、な、何??」
私はそいつを見上げ、苦笑いし首をかしげた。