悠久の島
身を削っての飛行

空はとても寒くて凍えそう

飛び方も知らないあたしを

心身ともに苦しめていく

その苦しみからか

罵声をあびせられている気分だ・・・

慣れない事はしたくない

だけど飛ばないと

庭園へ羽を広げて羽ばたいていかないと

だめだと思っても羽はまだ動いている

もう少し もう少し

徐々に上達していっている

とても綺麗な大空を見渡しながら

ふらつきながらも真っ直ぐ着実に飛んでいる

「感覚がつかめてきたわ」

こつを掴めばもう

空と体は一心同体

追い風に勢いをつけて先を急いだ
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