悠久の島
風の音が心地良い ここは少女の思い出の場所

「ここは、懐かしいわね、よく歌を歌ったわ。」

潮風と潮のにおい そこには安らぎがあった

そして少女の歌った思い出が蘇る



”風の音 空と大地は 優しく包んでくれた”

 わたしはここで歌っている 大好きだから

 あなたがくれた 安らぎを 心で感じ

 わたしも そこへ行くからねと

 遠い島を見つめながら あたしは今日も

”あなたと共に 風になり 生きている  ”



大木の下で歌う歌はとても気持ちがよく

少女の澄んだ歌声は 遠くの島まで届いたのだろうか

少女は気づく 見たこともない姿の人の影を

そこには 短髪の少年が横たわっていた
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