悠久の島
少女の願いは 届くのだろうか

そんなことを考えると

ぼくも何とかして 願いを叶えて上げなければいけないと

考えていくようになった



道を歩いているとあることに気づいた

それは 足跡だった

人々が踏みしめた物とは違う 足跡があった

その足跡には それぞれの複雑な気持ちが

沢山 沢山 踏みしめられていたのだ

それは 英雄達のものなのだろうと

確信した

そして跡をつけていくことにした

しばらくつけていくと

一人分の足跡が二人分に

二人分の足跡が三人分に

三人分の足跡が四人分へと増えていっているのがわかった

これは 英雄達の辿った軌跡なのだろうと

ぼくは感じ その足跡をつけて歩いていく

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