悠久の島
もうどれくらい飛んでいるのだろうか

空は暗くなり 夜景がとても綺麗だ

もうすぐ この世界がなくなる

そんなことが 本当に起こるのか疑うくらいに

ぼくは 先の見えないこの旅が 不安だ

だけど そんな不安も吹き飛ぶくらい

英雄達に会うことが 楽しみになってきた

地上には どこまで続いているのかも分からない

足跡がずっと 伸びているのだから

また一つの集落に 降りた立った

どうやらぼくの姿は 誰にも見えないらしい

まったく気づかなかったが この集落で分かった

話かけれども 何の反応もない

目の前に居るのに 素通りされるなど

これでは 情報も集められない

誰とも話ができない そう思うと

だんだんと孤独感が生まれ 虚しくなってきた

この世界でたった二人の存在

予知夢の能力をもつ少女

特殊な力を持っている 少女はだ

ぼくはどんな力があるというのだろうか

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