悠久の島

少年少女は船に乗り　果てしなき逃亡の旅に出る

少女は答える

「消えると言っても、死を意味するのではないわ、この世界に、収まりきらなくなった魂が、オーバーフローを起こすだけ。」

少年は言う

「つまり、亜人達が来ることによって、僕達の魂が、外の世界に放りだされるわけなんだ」

オールを漕ぎながらも　少年は少女の話を聞く

「そういうことよ、これは、繰り返された結果、より大きな物を得ようとした神が、最後に犯した罪なのよ」

「こないだの夢は？それと関係があるのかい？」

「えぇ、大きな剣が８つ、そのうちの一本は、ある男の手中、大きな力は、楽園を倒壊へと導くであろう。」

少年は少女が語ってくれた　ある夢を思い出した