幸せな時間 ~私を変えたのはあなただった~


知りたくなかった…。

でも知っちゃった。

ひろはすごく
焦ってた。

「ち…違う。」

『だぁーれ?』

私は軽くお辞儀をして
部屋に入った。


私ひろの事何も知らなかった。

知ってるのは
名前ぐらい…。


あんなに優しいんだもん。

彼女くらいいるよね!!


ひろに言ってここ出ないと。


「ひろ?」

「ごめん…。ごめん…。」

ひろはひたすら謝る。


「私てっきり両思いかと勘違いしてた。」

必死に涙を抑えていった。

「でもすごく嬉しかったんだ♪」
「…ありがとう。」



あっ…。
涙が流れちゃった。

ひろも涙目だった。


「両思いだよ…。」


私は気づいてたら
ひろに怒ってた…。

「彼女いるじゃん!!いい加減にしてよ…」


ひろは
私の目をしっかり見て
言った。



「最後に聞いて…。これで信じてもらえなかったら諦めるから。」

「あれは正直彼女。でも別れただから元カノでも別れるって言っても聞かなくて…。」


「最後にやろうって言われた。」

ひろは土下座をして
ひたすら謝る…。

ひろを信じよう。

「土下座やめて。ひろを信じるから。」


ひろはまた頭を下げた。

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