幸せな時間 ~私を変えたのはあなただった~
勇気をもらったのに
泣いてしまった。

「ひろがこんな病気になったのは私のせいなの…。」

私は原因が書いてある紙を
見せた。


「私があの時守れなかったから…。」


「ひろ…ごめん。」

ひろは私と目を合わせないで言う。


「のぞみが守ってくれたからこの程度の病気で済んでるんだと思う。」

ひろは話し続ける。

「俺謝ってなかったね。体まで張らせてごめんな…。」


「のぞみの体めちゃくちゃにしてごめん。」



悪いのは私なのに
ひろはいつも私に謝る。


私はひろに提案した。

「ごめんね って言うの禁止ね♪」

これからは私がひろを
支えなきゃ…。

ひろは素直にうなずいた。

「じゃあ俺も一つ約束して。」

えっ?
何だろう…?


「な…なに?」
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