ネット恋愛
駅から車で十数分。懐かしい街並みにあたしは自然と顔がほころぶ。
「ありさ、あっちでの生活はどう?」
「うん。それなりにやってるよ。」
「ならいいけど。あんた全然連絡よこさないから、私もお父さんも心配で。」
「ごめん。連絡しようとは思うんだけどさぁ。」
「連絡待ってるんだからね。私が連絡してもあんたたまに折り返してこないし。」
「これからはするよ。」
「お願いよ。」
そうこうしてるうちに懐かしい我が家に到着した。