素直になれない
今日はもう帰ることになった。



自然と主将と玄関に向かう。



「あっ…」



小島も今帰りみたい。



「……」



「お前…アイツと付き合ってんの?」



「は?何言ってんだよ」



「真ちゃん?」



「あっ、主将」



「すいません真、これから俺とデートなんで」



「え?あ、ちょっと」



小島はあたしの腕をひっぱってズンズンすすんでいく。



あたしは主将に頭だけ下げた。
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