素直になれない
「じゃあまた明日」


小島は手を離して帰ろうとした。


「小島!今日ありがとな」


あたしは今までで一番いい笑顔。



「…小島?」



小島は無言で優しくあたしの髪に触れた。



「………」



あたしの唇にそっ小島が唇を合わせてくる。



「お前可愛すぎ」



そう言うと小島は走っていった。



あたしはただただ
小島の後ろ姿を見送った。
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