素直になれない
部活が始まり

汗を流す。


部活は好きだ。


何もかも忘れて

汗を流すのは最高だ。


「休憩!!」


「ふぅ〜」


あたしが面をはずすと

いちいち女子が反応してくる



可愛いやつらだな。


あたしが体育館の端に
腰を下ろしていると

「はい」

主将がポカリをくれた。


「ありがとうございます」

「真ちゃんのクラスは
学祭なにやんの?」


「それが…メイド喫茶に決まっちゃって」


「へ〜、メイド服とか着るの?」


「実はそうなんです…」


「きっと真ちゃん可愛いだろうね」


「…えっ?」


あたしは少し顔が熱くなった。
< 31 / 151 >

この作品をシェア

pagetop