素直になれない
「まぁ、仲良くしようぜ」


小島はわざとあたしの

耳元で囁いた。



ゾワッっと鳥肌がたった


「な、な、な」



「…顔真っ赤」



小島はクスクス笑いながら教室を出て行った。



「まぢ、アイツ嫌だ…」



「あれぇ〜気になるの」



「バカ言え、あんな奴嫌いだ…」



「ふ〜ん…」



ニヤニヤして加奈が

からかってくる。



なぁ〜んか


嫌な予感…。
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