素直になれない
「北島〜」


教室のドアから

ひょこっと顔を出し、

担任があたしを呼んでいる。



「はい??」


突然呼ばれ、少し声がうらがえりながらも

返事をして担任の元に行こうとした。


加奈はニヤニヤ笑っている。



それを横目で睨んで廊下に向かった。
< 73 / 151 >

この作品をシェア

pagetop