ラブファイター
椎名くんのあいさつが終わり、教室へと向かう。
椎名くん…かっこいいとは思ってたけど、まさか勉強も出来ちゃうなんてすごいな。
あたしとは、正反対だよ…。
しかも、女子たちの歓声がすごいし。
まさに、学園の王子って感じだな。
「相変わらず、椎名の人気はすごいな」
呆れた口調で笑いながら言う麻由。
「知り合いなの?」
淡々と椎名くんのことをいう麻由を疑問に思い聞いてみた。
「同中なんだ」
へ~
そうなんだ。
だったら色々知ってるのなんて当たり前だよね。
「椎名は中学のときから、すごいモテてたよ」
やっぱり…。
あんなかっこ良かったら彼女の1人ぐらいいるよね…
せっかく会えたのにショック…