ラブファイター


ふぁ~と眠そうにあくびをする彼。


駄目だ…
絶対聞こえてる…


仕方ない、こうなったら…


「椎名くんが、好き」



“憧れのあの人”に告白しました。


すると、急にブハッと笑い声が聞こえた。

驚いて顔を上げると、優しいそうに微笑む椎名くんの姿があった。


あっ…
この光景…

前にもあった。


「人の話完璧、聞いてなかっただろ?」

けらけらと笑い続けている彼。

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