ラブファイター
ガタガタと身体が勝手に震える。
怖い…
としか考えれなかった。
椎名くんは、馬鹿にしたような口調で
「お前みたいなやつ、ありえねぇーから」
と、とんでもなく失礼な言葉を放つ。
な!
あたしみたいな奴がありえない?
確かに可愛いくも、なんでもないけどさ。
「ちょっとかなりモテるからって調子に乗り過ぎじゃない?」
と、思ったことを素直に言ってしまった。
「別に?勝手に告ってきたのは、そっちだろ?」
うぅ…
またまた図星を指されて、何も言い返せなくなってしまう。