ラブファイター



裏庭について、芝生の上に寝転がる。


眠い…

俺は静かに目にはを閉じた。




「椎名くん?」

5分も経っていないうちに起こされる。
寝ているところを起こされて機嫌が悪い。


「なに?」

「あの…ね」

頬を赤らめて、小さくもぞもぞしながら下を向いている。


なんだよ。
話あんならさっさと言えよ。

こっちは眠いんスけど?




「椎名くんが好きです」

はぁーとため息を吐く。
告白とか、めんどくせぇんだけど。



「ごめん、」

と、一言言ったのにだけなのに、走って行ってしまった。

軽く罪悪感。
どうも出来ないことだけど、泣かしてしまった。


それを隠すように目を瞑る。



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