ラブファイター
「よぉ〜、」
下を見ると椎名くんがいた。
その隣に、見たことない男の人2人がこっちに向かって手を降っている。
「あっ、寛太じゃん♪見て見て、どんぐり見つけたー!」
「はあ?この時期に落ちてるわけねえーだろ?」
凛があたしの手のひら上にあげて、
「嘘じゃないもん!ほらっ」
寛太?に見せる。
「うわ…マジだ…。さすが、凛。…バカだ…っ」
「ちょっ!聞こえてるんだけど!」
ぽかぽかと寛太の腕を叩いている。
「嘘、嘘。」
そう言って、にこやかに笑っていた。
凛と寛太って仲良いんじゃん。
ちょっと以外かもしれない。
「あ…椎名くん」
「…よぉ」
いつの間にか隣には椎名くんがいた。
「登るの疲れない?」
「別に、どっかのずんぐりむっくりとは違うからな」
「な!誰がずんぐりむっくりよ!!」
「自分で認めちゃってるし。」
ふっと微笑んただ。
タオルで汗を拭いてる姿もかっこいい。
また、
椎名くんが笑った。