手と手


「未由さっきの見たよ

いいなぁ~

流太君に構ってもらえて」


教室に着いて席に座った途端、仲良しの芽がしゃべりかけてきた


「何もよくないよ....

本当芽に代わってあげたい」


「私も代わってほしいょ~」


芽は流太のことが好きらしい

正直どこがいいのかわからないけど、芽にはやっぱり好きな人と幸せになってもらいたいから応援している



「あっ!!

流太君おはよう」


教室にダルそうに入ってきた流太を見て芽の顔がパッと笑顔になった


「はよ」


芽の挨拶に返ってきたのは適当な短い挨拶.....


やっぱりムカつく


と、思ったら....



「未由聞いた!?

流太君が「はよ」だって!!

挨拶返してくれたょ

カッコイイ~」


どうやら芽は気にしてないみたい

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