〜大切な物〜

和也の事件…

話すと
ノリくんは去ってく…


｢距離おきたい｣

そんな…
あたしが悪戯された
身体だから？

あたしが
汚れてるって？


汚い考えしか
頭に浮かばなかった…



やだやだやだ…
距離なんて…

二人に
距離は要らない…


ただでさえ…

貴方は…


遠いのに…

あたしの頬を
涙が落ちた…

声が出るほど
泣いてしまったんだ


｢ノリ…くぅ…ん…｣


格好悪い…

あたしもきっと
こんな風に
沢山の人を傷つけたんだろうか……


やっと自分がした
事に気付いた…



｢ゴメンナサイ｣



この時初めて
そういう気持ちになれた