〜大切な物〜
雅の時も
慶太の時も…

本当に本気で
愛したひとなのに…

さよならは
すぐに訪れる…

「さようなら」

慶太にも言ってた


あたしは
それから寂しさを
紛らわせる為に
とっかえひっかえ
男を変えて遊んだ。


髪も脱色したり
メイクも濃くしたり


なんだかんだいって
あたしはモテてた

近寄ってくる男は
何人も居た

寂しさを紛らわせる
楽しさはいつだって
用意できた…。


「ねぇ〜暇」

そんな事を言えば
バイクを飛ばして
迎えにきてくれる

人を集めて
飲んでくれる。


いつも鳴り止まぬ
ことのない携帯電話

男だとか女友達。

みんなはあたしに
利用される?

実際そうだったかも
特に男は

あたしは
弱いくせにお酒を
飲んでしまう

そして酔うと
キス魔になる。

女友達も楽しんでる
勿論…
男もキスを求める

キスに
“ 恋愛感情 ”
なんてものは無い
“ 意味 ”
なんてのも全く無い


簡単にしてた
気持ちの無いキスなんて数えきれない程してきた

飲み会をすれば
そこにいる男に
順番に告白される

あたしは
一人を選ぶ適当に…

慶太と別れてすぐ
あたしは
三つ上の 堅 と
付き合った。

勿論あたしは遊び

堅は本当に愛してくれた

キスもすごく
優しくて手も温かい

そりゃ少しは
好きにもなる
付き合ってりゃね…

だけどやっぱ遊び

堅には飽きて4日で
あたしは堅を捨てた

その次は 芳紀
芳紀は二つ上…
ど〜やらあたしは
年上が好きみたい

とゆうより…
年上にしか興味なかった
芳紀もすごく
優しかった…

だけどあたしは
またすぐに別れを
切り出した…
次は五日…

そんな調子で
男をかえていってた

本当に適当だった。

本当に最悪な女…

自分でもわかってた

仲のいい友達達は
心配してくれてた。


あたしは
いままで何度か
レイプ未遂があった

初めては中1の秋
先輩の家で寝てる時に
されそうになった
< 8 / 19 >

この作品をシェア

pagetop