楽々荘の住人十色
また親父は、ドコかに遊びに行ってる。
「お土産は?」
三男の海波は、高校受験の真っ最中。
肌の日焼け具合から見て家と塾の往復だけのよう。
「ないよ。海波、晩飯食ったのか?」
食べ盛りが3人も居ながら冷蔵庫の中は悲しくなる程、空に近い。
「親父が買い物に行くって言ったから、晩飯の用意任せたんだよ」
そして、この有様か。
「腹へった~!!!!」
玄関から聞こえてくる間違った帰宅の掛け声。
高校生の次男、美睦は部活で真っ黒に日焼けして肌の色がアジア人じゃなくなってる。
「お土産は?」
三男の海波は、高校受験の真っ最中。
肌の日焼け具合から見て家と塾の往復だけのよう。
「ないよ。海波、晩飯食ったのか?」
食べ盛りが3人も居ながら冷蔵庫の中は悲しくなる程、空に近い。
「親父が買い物に行くって言ったから、晩飯の用意任せたんだよ」
そして、この有様か。
「腹へった~!!!!」
玄関から聞こえてくる間違った帰宅の掛け声。
高校生の次男、美睦は部活で真っ黒に日焼けして肌の色がアジア人じゃなくなってる。