楽々荘の住人十色
北王子先生は相変わらずお元気だ。
学内で一番歳を召しているって噂もあるし、なんせ毎年地方や海外の遺構(歴史ある建造物の跡)の調査へも行っている。
名誉なる人だ。
「夏休みはもういいのかね?」
研究室に招かれると必ず出してくれる冷たいコーヒー。
「はい…他にやる事なくて…あの、今回行っていた遺構はどうでしたか?」
先生は資料を広げ使い込んだ旧式のデジタルカメラで、そこに住む民族・文化と触れ合う。
写真の中の現地の子供達は無邪気に笑っている。
でも、笑顔の向こうにある国境の向こう側では爆弾が落ち難民キャンプがあるとも教えてくれた。
学内で一番歳を召しているって噂もあるし、なんせ毎年地方や海外の遺構(歴史ある建造物の跡)の調査へも行っている。
名誉なる人だ。
「夏休みはもういいのかね?」
研究室に招かれると必ず出してくれる冷たいコーヒー。
「はい…他にやる事なくて…あの、今回行っていた遺構はどうでしたか?」
先生は資料を広げ使い込んだ旧式のデジタルカメラで、そこに住む民族・文化と触れ合う。
写真の中の現地の子供達は無邪気に笑っている。
でも、笑顔の向こうにある国境の向こう側では爆弾が落ち難民キャンプがあるとも教えてくれた。