楽々荘の住人十色
譲二は別の大学で文学を勉強してるイタリア系アメリカ人のおじいちゃんを持つクォーター。

「譲二、お疲れ様、暑かったでしょ?何か飲み物買ってくるよ」

ボロ校舎に無理に作られた撮影スタジオは窓はなくてエアコンの効きめも悪い。

「大丈夫、じゃあ水買ってきて」

譲二は悟の友達で悟は私のバンド仲間で同じ写真専攻だからライバルみたいな関係。

「秋穂!俺ビタミンウォーターな」

照明機材を片手に聞いてもいない注文する悟。
この二人とは1回生の頃からの付き合いだ。


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