世界の果てに - 百年の光 -
∞第三章∞


運命って、不思議なものだと思う。



何も関わりがないように見えて、実は深く繋がっていて。


それが今の自分であり、自分を囲む全てのものなんだから。



誰かはそれを、必然と言った。


運命は全て、必然に繋がっているんだ、って。



なら、あたしがここにいるのも。


運命であり、必然であって。


この世界のために犠牲になるのも。


運命であり、必然なのかな。



あたしがここにいる理由が、運命であり、必然なら別に良い。


だって、素晴らしい仲間に出会えたから。



でも。


犠牲になることだけは、運命であっても、必然であっても。


…その仲間と一緒に、抗ってもいいかな。



あたしは、生きたい。



まだこの世界でも、生きてみたいの―――――…





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