世界の果てに - 百年の光 -
―――……‥
「本当に…本っ当に、ありがとう!」
「リエラ。もう何百回目だよ、その言葉」
あたしが笑うと、リエラは勢いよく首を振った。
「いいのよ!千回ぐらい言って、やっと一回のちゃんとしたお礼になるんだから!」
そしてまた、「ありがとう!」と言うリエラ。
この態度に、さすがのエルも苦笑している。
「これからは、みんな幸せに暮らしていけるといいね」
村を見渡せば、溢れる笑顔。
やっぱり人は、笑顔が一番似合う。
「…ええ!悪魔に呪われた村なんて、もう思わせない」
そう言い切ったリエラの顔は、綺麗で、格好よくて。
あたしもこうありたいな、なんて思った。