世界の果てに - 百年の光 -
何度も、何度も思う。
この世界で、みんなに出会えてよかった、って。
この世界のために、生け贄になる。
その事実は、重くのしかかったままだけど、逃れる方法も見つけた。
出会ったばかりの人間に、ここまで協力してくれる人なんか、滅多にいないと思う。
その中で、エル、アスティ…そしてクリスに出会えたのは、奇跡か、それとも運命か。
……でも、いつか別れが来る。
その別れが迫って来てるって、心のどこかで感じてる。
嫌だ。もっと一緒にいたい。…そう思うけど、それはあたしのわがまま。
だから、最後は笑顔で別れたい。
それまでの僅かなひとときを、一生忘れないひとときを―――大切に生きたい。
そして、心の底から伝えるんだ。
みんなに出会えて、あたしは幸せです。