あの子は、王子!?
PROLOGUE
俺、月下 優輝(ツキシタ ユキ)。高校一年で保健委員だ。
そんな俺は、つい先日まで親にも言わなかった事実がある。
実は…
「ユッキ~、早く行こうよぅ~」
…ゾワゾワッ!!
「ヒィーッ!!頼むから近づかないでくれ、静かに読書させてくれっ!!」
まぁ、こんな風に女の子が苦手なんだ。
と言うよりは、ぶっちゃけ嫌いだ。香水臭いし、ファンデの臭いもキツい。
何よりも、…………女の嫉妬は怖い。大嫌いな幽霊よか怖いんだから、もう手の施しようがない。
「だぁってぇ、ユッキーてば遅いんだもん。早く行こうよ、こんな静かな所に居たら眠くなる~」
…知るか。俺は、きゃっきゃっ、と人の声があまりしない所を選んで来てるんだから静かに決まってるだろ。
「読書してるんだから、遅いも何もないだろ。第一、行くってどこに行くんだ日向サン」
そう、今話している女の子はクラスメイトの日向サン。傍目からは結構カワイイし、何でも出来る女の子ってみられてる。
だが、こんな無愛想な俺に構うのも、俺と話してる男子と話したいから。女の子が苦手な俺にとってもっぱら話すのはクラスの男子と、小さい時から一緒のあの子だけ。
まぁ、あの子は他の学校だから時々しか会えないから話す事も少なくなるけど。
それでもいい。俺にとって、大切な近くに居る事を許してくれた子だから。
そんな俺は、つい先日まで親にも言わなかった事実がある。
実は…
「ユッキ~、早く行こうよぅ~」
…ゾワゾワッ!!
「ヒィーッ!!頼むから近づかないでくれ、静かに読書させてくれっ!!」
まぁ、こんな風に女の子が苦手なんだ。
と言うよりは、ぶっちゃけ嫌いだ。香水臭いし、ファンデの臭いもキツい。
何よりも、…………女の嫉妬は怖い。大嫌いな幽霊よか怖いんだから、もう手の施しようがない。
「だぁってぇ、ユッキーてば遅いんだもん。早く行こうよ、こんな静かな所に居たら眠くなる~」
…知るか。俺は、きゃっきゃっ、と人の声があまりしない所を選んで来てるんだから静かに決まってるだろ。
「読書してるんだから、遅いも何もないだろ。第一、行くってどこに行くんだ日向サン」
そう、今話している女の子はクラスメイトの日向サン。傍目からは結構カワイイし、何でも出来る女の子ってみられてる。
だが、こんな無愛想な俺に構うのも、俺と話してる男子と話したいから。女の子が苦手な俺にとってもっぱら話すのはクラスの男子と、小さい時から一緒のあの子だけ。
まぁ、あの子は他の学校だから時々しか会えないから話す事も少なくなるけど。
それでもいい。俺にとって、大切な近くに居る事を許してくれた子だから。