大好きじゃなきゃダメ!
真っ赤になりながら笑って返すと
中藤君はまた
近くの席の男子と話し始めた
「良かったじゃん!ゆず!中藤君と隣の席だよ!」
周りに聞こえないように
小さく言って私の肩を叩く茜
「私前の席だし、気まずくならないように
助けてあげるから!安心しな、ゆずき!」
「・・・ありがとう、茜」
正直ホッとした。
前の席が茜でよかった
今の席は茜と結構離れてて
席替えするまでの間
全然話したこともないクラスメイトと
すっごく気まずかったから・・・
今回の席替え、中藤君とも茜とも
同じ班になれて、嬉しかった。